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【シークス】長期発行体新規:BBB /安定的,債券新規:BBB ニュースリリース | 日本格付研究所 JCR 15d0233

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http://www.jcr.co.jp

15- D- 0233 201 5 年 6 月 2 3 日

株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

株式会社

(証券コード:7613)

【新規】

長期発行体格付 BBB+ 格付の見通し 安定的

債券格付 BBB+

■ 格付事由

(1) エ レ ク ト ロ ニ ク ス 分 野 を 主 な 対 象 と し て 、 部 材 調 達 代 行 、 物 流 サ ー ビ ス 、 電 子 機 器 製 造 受 託 サ ー ビ ス (E MS)などに展開しており、日系メーカーを中心とした顧客にワンストップ型のサービスを提供してい る。前身のサカタインクス時代から培われたグローバルでの部材調達力を強みとし、顧客ニーズの変遷の 中で参入した E MS 事業は日系でトップクラスの規模となっている。なお、創業・設立時の経緯から印刷 インキメーカーであるサカタインクスの持分法適用関連会社の位置付けにあるが、同社とは事業領域が明 確に異なり、経営も独立して行われている。

(2) E MS 事業は日本のものづくりに根差した基板実装技術をベースに、完成品主体のメガ E MS とは一線を画 しており、日系メーカーを中心に幅広い顧客基盤を有する。従来から将来の事業獲得を目指し海外拠点の 整備を進めてきたこともあり、足元で車載関連機器分野を中心に取引が拡大している。家電機器分野の売 上高は減少が続いているものの、当面は車載関連機器分野が牽引する収益成長が続く見通しである。財務 面では安定した利益計上などを受けて、課題であった自己資本の拡充が相応のピッチで進んでいる。以上 を踏まえ、格付を「BBB+」、見通しを安定的とした。

(3) 15/ 12 期営業利益は 73 億円(前期比 17.1%増)と4 期連続の増益を見込む。家電機器向けの減少ペース が鈍化する一方、車載関連機器、産業機器分野の売上高が拡大する見通しである。車載関連機器では自動 車の電装化進展や自動車部品メーカーの海外移転などを背景に、メキシコや中国の E MS 拠点を始め海外 で需要が拡大している。一方、人件費や減価償却費などのコストが増加する中で、E MS 部門における収 益性の維持、改善が課題となっている。また、J C R では中長期的な収益成長やリスク分散の観点から、非 日系を中心とした取引先拡大の進捗や医療機器など新分野での取り組みも重視している。

(4) 設立から約 20 年と歴史が浅いものの、近時の安定した利益計上を受けて自己資本の積み増しが着実に進 んでいる。財務構成も 14/ 12 期末の自己資本比率 39. 9%(前期末 37.0%)と改善が進んでいる。今回の 社債発行と同時に実施する自己株式売却によって自己資本はさらに増加すると見込まれるが、メキシコな ど海外で積極的な投資が予想される中で、今後も財務改善を図ることができるか注目していく。なお、今 回発行の社債による調達資金は海外子会社などへの投融資資金に充当する予定であるが、当社の財務構成 に大きな影響を与えるものではない。

(担当)関口 博昭・工藤 怜士 ■ 格付対象

発行体:シークス株式会社 【新規】

対象 格付 見通し

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http://www.jcr.co.jp

対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付

130%コールオプション条項付第 1 回無担保転換社債型新株予約権付社 債(転換社債型新株予約権付社債間 限定同順位特約付)

60 億円 (注) 2020 年 6 月 30 日

利息を付 さない

BBB+

(注) 2015 年 7 月 13 日から 2015 年 7 月 16 日までの間のいずれかの日

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2015 年 6 月 23 日

2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:島田 卓郎

主任格付アナリスト:関口 博昭

3. 評価の前提・等級基準:

評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類

と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。

4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:

本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、

「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)として掲載している。

5. 格付関係者:

(発行体・債務者等) シークス株式会社

6. 本件信用格付の前提・意義・限界:

本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。

本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性

の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので

はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外

の事項は含まれない。

本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま

た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入

手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。

7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:

・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表

・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明

・ 格付関係者が提供した格付対象の商品内容に関する書類

8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:

J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、

独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、

当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。

9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項

本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また

はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、

的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また

は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、

金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因

のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ

って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも

のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として

発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ

を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。

■NR S R O 登録状況

J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。

■ 本件に関するお問い合わせ先

参照

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